打者のチラ見はマナー違反でない矛盾

甲子園で行われているセンバツ大会で2塁走者が打者に捕手の構えたミットの位置を教える行為(いわゆるサイン盗み)で注意されることがあったらしい。同じコトが数年前にもあって当時はちょっとしたニュースになっていた。高校野球では走者やランナーコーチがミットの位置を打者に伝達する行為が1998年から「マナーの観点」から禁止となっている。2塁走者から丸見えのミットの位置を打者に伝達するコトがマナー違反ってどういうコト?例えば、打者のカウントが0-2。次は外に誘ってきそうな場面で捕手がインコースに構えた。「気をつけろ、3球勝負だ、インコースに来るぞ!」ってコトを打者に伝えるのがダメってどうかしてる。そもそもミットの位置を伝達してるだけだから正確には「サイン盗み」じゃないし。サイン盗みってのは以前プロ野球で行われていたセンターのスタンドから捕手のサインを双眼鏡で覗いて味方ベンチに連絡してたような行為を指す。一方で打者が捕手のミットの位置を「チラ見」する行為はマナー違反ではないらしい。今年のセンバツでもコレをやってる選手は多い(堂々と見てると注意されると思うケド)。テレビ越しでも多くの打者が投手の足が上がる直前にミットの位置をチラ見で確認してることが確認できる。主審に注意されることもない(からみんなやってる感じ)。マナーどこ行ったよ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です